2007.02.28 Wednesday
ぼくの友人が珈琲の道に入るそう。元々珈琲好きな人だったんだけどね、まさかそんな決断をしただなんて。自分の道を模索しつつ切り開くのは生半可な気持ちや覚悟では無いとは思う。が、素直にいち珈琲好きとしてはワクワクする出来事だ。話を聞く分にはね。
で、そんな彼から鳥取に行ったという話をチラッと聞いて。
鳥取には世界バリスタ選手権第2位の人が居るお店があるそう。
さっきBRUTUSのメールマガジン(Vol.367)が届いた。珈琲特集だ!
え?鳥取?あれ?あれ?あれ?めちゃくちゃタイムリーじゃないですか。
珈琲好き、珈琲周りに興味がある人は要チェックですよ。
ちなみに気が向いた時ぼくは朝、魔法瓶に珈琲を入れて持って行きます。
お昼ぐらいまでなら熱々のが飲める。夕方になるともうぬっるーくて不味くなっちゃうけどね。
だから魔法瓶は珈琲臭が取れないのだった。
職場で缶コーヒーってへこむんだけど、おいしい珈琲が飲めると全然違うよね。
コーヒーサーバーに溜まったまま温められてるようなもの(そんなのを珈琲とは認めないが)とは雲泥の差だよ。
とにかくさっそく近くの本屋でブルータス買ってこないと!!!
んで、珈琲いれて読もっと。^^
…と思ったら発売日は明日だった…orz
2007.02.28 Wednesday
映画『チョコレート』を観た。
主演:ハル・ベリー、ビリー・ボブ・ソーントン。原題『MONSTER'S BALL』は死刑執行前夜に執行人たちが行う晩餐のこと。アメリカ南部の保守的で黒人差別が未だに根強い地域での物語。刑務所看守のハンクと夫を死刑執行で亡くしたレティシアが事故で出会う。お互い息子を失い、素性を知らずにお互いの傷を埋めるようになるが…。
深い喪失と再生の物語とも読み取れるし、喪失と裏切りとも思える。
ラストの受け取り方が人によって違うだろうなと思える作品。
ぼくにはラストはレティシアがハンクを受け入れたと感じるが…チョコレートのようにバニラと溶け合っていくのだろうか。それともこれは別れの前の晩餐?是非自分で観て感じて欲しい作品。
2001年、史上初めて有色人種がアカデミー主演女優賞を受賞した作品。感動も涙も流れない映画だけれど、心が強く揺さぶられるとてもとても素晴らしい映画。是非是非、オススメですよ(これを退屈だなんて感じる人はもっと色んな映画を観ろ!)。このシーンいらないよね?ってのが無くってね、無駄の無いスッキリした本当に素晴らしい映画です。映画好きでこれ観てなかったらお勧めしますね。ありきたりなミエミエな感情の揺さぶりなんか無くってね、単純に物語を綴ってるだけなんだけどね、その無駄の無いストーリー運びは単純に素晴らしいと思ってしまう。
これを観るのは2度目だったが細かいストーリーは忘れてた。印象的なところだけ覚えてたかな。
はっきり言ってDVD欲しい映画でもあります。そのうち買おうかなー。
ちなみに今一番欲しいDVDは『バグダッドカフェ』。今日買いにいったんだけど無かったんだよね。
レンタルだと地元のTUTAYAに無いんだもん。いつも借りられててさ。盗まれたのかな?
この映画の中みたいに、というより他の映画の中でもよくある風景みたいに
顔見知りのカフェだとかパブとかあるって良いよね。行くと注文しないでもいつものが出てくるってさ。
でもそれがチョコレートアイスクリームってところがハンクの優しさを表現してるのかな。
別に人種差別するつもりなんてないのに、父親の影響で意味も無く差別してしまう。だけど本当は黒人だって好きとは言わないが嫌いじゃない=チョコアイスが好き、という伏線かもしれない。チョコバーをかじるレティシアの息子との対比を考えるとそーゆーことなのかもしれないな、等々。いちいち意味がありそうで、すべてのシーンをよく考えれば考えるほど新しい意味が見えてきそうな映画。
感動なんかしないのに、何度でも観ちゃうタイプな映画かな?ぼくにとっては、ね。
一番好きなセリフは、「看板が良いんだ」と買った自分の店を褒めるところ。
その理由を言わずに自分でその思いを楽しんでいる彼が素敵。
ウェブサイト:チョコレート
(原題をまるっきり無視な邦題だよね…でもこれはこれで許せちゃうかなぁ?それでもさ、やっぱり変えるとタイトルにこめられた意味合いが全く感じられなくなっちゃう。どんな映画も目立つところに原題を併記するべきだとは思うね。DVDのパッケージは良いね)
2007.02.28 Wednesday
嘘のような本当の話。
今年の冬はエアコンを一度も使ってません。
それじゃぁ他に暖房器具使ってんでしょ?いいや?
あ、使ってる。ホットカーペットだけ。
え?それじゃぁ部屋の中暖まんないじゃん?
嘘でしょ?いや、嘘のような実話。
誇張でもなんでもないよ。正真正銘の本当の話。
*
なんか寒くないんだよね。寒さに慣れちゃったっつーか。
運動してるから元気とはまた違う次元かもしれない。
確かに運動してるから代謝が良くって、ちょっと動けば体がすぐに温まる。
でもそれって外に出てるときだけじゃん?部屋で動き回るわけじゃないし
大体椅子に座ってデスクに向かってることが大半。パソコンにだったり雑誌を読んだり。
手を伸ばせばエアコンのリモコンがそこにあるんだけどさ、
なんか「ブルブル震えるぐらい寒くなったら使おう」と思ってたら
暖冬のせいかそんな日が巡ってこない。上着もそう。
寒くなってきたらちゃんとしたコート買おうと思ってたんだ。
だけど寒くない。寒くない。ほんと、寒くないんですけどー。
機会逃しちゃったな。今年は寒くなかった。うん、それでいっか。
(いいのかな?)
*
暖房器具がホットカーペットだけって言ったらさ、
友だちに死ぬよ!って言われたけどさ、
姉にも信じられない!って言われたけどさ、
ぼくがぴんぴん元気ですよー。
ちなみにホットカーペットの上に年中居るから平気なわけじゃないです。
デスクはホットカーペット外のところにあるのです。
一年前はそんなん無理だったんだけどねー。
ほんと、暖冬って怖い。いや、暖冬のせいでもないか…。
大学の頃に友人が寒い日にコート無しでパーカのみを着たような格好の時があって、
「え?平気なの?」とか思った記憶があるんだけど、
なんだか分かる気もしないでもない今日この頃。
今年の冬はエアコンを一度も使ってません。
それじゃぁ他に暖房器具使ってんでしょ?いいや?
あ、使ってる。ホットカーペットだけ。
え?それじゃぁ部屋の中暖まんないじゃん?
嘘でしょ?いや、嘘のような実話。
誇張でもなんでもないよ。正真正銘の本当の話。
*
なんか寒くないんだよね。寒さに慣れちゃったっつーか。
運動してるから元気とはまた違う次元かもしれない。
確かに運動してるから代謝が良くって、ちょっと動けば体がすぐに温まる。
でもそれって外に出てるときだけじゃん?部屋で動き回るわけじゃないし
大体椅子に座ってデスクに向かってることが大半。パソコンにだったり雑誌を読んだり。
手を伸ばせばエアコンのリモコンがそこにあるんだけどさ、
なんか「ブルブル震えるぐらい寒くなったら使おう」と思ってたら
暖冬のせいかそんな日が巡ってこない。上着もそう。
寒くなってきたらちゃんとしたコート買おうと思ってたんだ。
だけど寒くない。寒くない。ほんと、寒くないんですけどー。
機会逃しちゃったな。今年は寒くなかった。うん、それでいっか。
(いいのかな?)
*
暖房器具がホットカーペットだけって言ったらさ、
友だちに死ぬよ!って言われたけどさ、
姉にも信じられない!って言われたけどさ、
ぼくがぴんぴん元気ですよー。
ちなみにホットカーペットの上に年中居るから平気なわけじゃないです。
デスクはホットカーペット外のところにあるのです。
一年前はそんなん無理だったんだけどねー。
ほんと、暖冬って怖い。いや、暖冬のせいでもないか…。
大学の頃に友人が寒い日にコート無しでパーカのみを着たような格好の時があって、
「え?平気なの?」とか思った記憶があるんだけど、
なんだか分かる気もしないでもない今日この頃。
2007.02.26 Monday
ぎゃー、ヤン・ウルリッヒ引退(英語)!!!
2時間ぐらい前に記者会見で発表だって!
好きな選手はどんどんいなくなるなぁ…。
マルコ・パンターニのコカイン中毒死、
ジャジャやヴィランクの引退、
ランスの引退、そしてランスの最大のライバルだった23歳で頂点に登りつめたヤン・ウルリッヒの引退。彼はもう一度その栄光を手に出来ずに引退してしまったのか…あぁ、残念。去年なんか最有力だったのにドーピング問題で排除。結局噂に翻弄された形で幕を閉じたし…なんて運が無いんだろう。
でも、それも人生さ。
って明るく生きて欲しいね。
ツール周りのニュースは最近明るい話題がめぼしいなぁ。
ちなみに彼はと言うとVolksbankというオーストリアのプロコンチネンタルチームの顧問に就任だとか。
とにかくそのうちに笑顔の彼を見たいものです。
2時間ぐらい前に記者会見で発表だって!
好きな選手はどんどんいなくなるなぁ…。
マルコ・パンターニのコカイン中毒死、
ジャジャやヴィランクの引退、
ランスの引退、そしてランスの最大のライバルだった23歳で頂点に登りつめたヤン・ウルリッヒの引退。彼はもう一度その栄光を手に出来ずに引退してしまったのか…あぁ、残念。去年なんか最有力だったのにドーピング問題で排除。結局噂に翻弄された形で幕を閉じたし…なんて運が無いんだろう。
でも、それも人生さ。
って明るく生きて欲しいね。
ツール周りのニュースは最近明るい話題がめぼしいなぁ。
ちなみに彼はと言うとVolksbankというオーストリアのプロコンチネンタルチームの顧問に就任だとか。
とにかくそのうちに笑顔の彼を見たいものです。
2007.02.25 Sunday
金曜日の夜に飲みすぎたので土曜日は二日酔い気味。そんなんで土曜日は友人が回すイベントへ。
ちょこっとだけしか飲まなかったけれど夜遅くまで遊んでたおかげで日曜日も起きたのはお昼過ぎ。うがー。
だけど家でぐーたらはしたくないので恵比寿でやってるTRUCKING TRUCKに行ってきました。
TRUCKの家具って本屋でなんかではカタログで何度も見た事あるし、ケンタロウのレシピ本にもちらっと出て来てたりするのもあった。その他の出版物でもたまに見るし意外と知ってる。だけど実物を見るのは初めて。
なんだろう、全部欲しくなっちゃったな。いちいち琴線に触れるっつーか、ね。
期間中もう一回行っても良いかもー。
シロクマ舎のブックカバーも買った。質感はめちゃめちゃいいんだけど、
本のサイズと合ってるかというと、ちょっとアバウトだったかな。
使ってるうちに皮が柔らかくなって馴染むとよさげ。
帰りに教えてもらった(サンクスです!)メッセンジャーバッグの展示にも寄った。
なるほど、センスが良ければ自分でペインティングするのもありだなぁ。
こーゆー、手作り感があるイベントって行くと自分も出来そうって思うんだけど、
まぁ大体真似しようとしても失敗するのね。^^;
でもなんだろう、そのワクワク感は最高に楽しいよね。
さらに帰りに東京都写真美術館へ。文化庁メディア芸術祭が土曜日からやってたはず…
あれ?やってない?あー、ここって18時までだった!いつも早く閉まって行けないんだよなー。
木金は20時までだけどその他の日って18時まで…早過ぎるよ、お役所だ〜。残念。
帰りにお茶と珈琲豆を買う。
そんな一日。さて、ワインの残りでも飲んで寝ちゃおっと。
(つか、書きながら飲んでたんだけどね)
ウェブサイト:TRUCK FURNITURE, シロクマ舎
2007.02.23 Friday
善は急げ。良い味のものを飲まないと基準が分からない、ということでちょっとだけ良いワインを買ってきました。
恵比寿ガーデンプレイスにあるワイン専門店ワインマーケットだったかな?名前はちょっとわかんないや。
カリフォルニアのサンフォードのピノ・ノワール。美味しいワインって美味しいんだな。当たり前か。今までワインって味の幅がいまいちよくわからなかった。それは近寄らなかったからだけど、やっぱり珈琲みたいに同じものでもモノによって味は全然違うのね。ワインってやっぱり奥が深い。だけど2杯でもう酔っ払いなのでこれ以上の高いワインはぼくには合わないな。
映画オタクなぼくは映画的なワインからスタートさせることにしましたよ。
映画的っつったら、コッポラだけど。。。彼、ワイナリー持ってるんだよね。確かかなり前のブルータスかなんかで知ったんだけど…調べてみたら「ソフィア ロゼ」とかあるのね。ソフィア・コッポラの顔思い浮かべながら飲むのはちと遠慮したいところだけど、DVDで『マリーアントワネット』が出た頃に、観ながら飲むなんてちょっと良いんじゃない?または劇場に隠し持って…は駄目ですよ。
サンフォードは映画『サイドウェイ』で「サンフォードに行こう!あそこはいいピノ・ノワールを作ってる」というセリフを言わしめたワイナリー。お値段もこの地域のものよりちょっとだけお高い5千円前後。サイドウェイのマップでは15番のところ。ちなみに予告編でも初っ端からぼやけてこのエチケットが見える。
ワインオタクにはならないようにしようとは思ってるけど、こりゃハマる人が多いのは頷けるな。
2007.02.22 Thursday
ワインを飲むと体が痛くなる。お父さんみたいって言われるけどさ、体に合わないんだよね。
でも、大学の頃にヨーロッパを旅行した時に馬鹿みたいに安いワインを買って毎晩部屋で酒を飲んでたときは本当に美味しくって体が痛くなることも無く、次に日に引きずる事無く楽しく飲めた。一ヶ月くらいワインとビールの酒盛りは続いた。夜行列車でもワインを開けた。たぶん旅で楽しかったパワーが作用してたんだろうけど、それ以上に「習慣的に飲む」というのがよかったのかもしれない。
普段は滅多にワインなんて飲まない。居酒屋なんかのワインなんて不味いのは目に見えてるし、正直言って、そーゆーとこでワインなんて頼んでるやつを観るのは嫌だ。気取ってるっぽくって。で、「美味しい」だなんてほざいちゃったりね、実際に味が分かるのか?何でも美味しいんじゃないの?とか思っちゃったりね。そんな風に斜に構えたところがあるんだけど、美味しいワインを出す店に行ったら是日飲みたいとは思う。思ってる、なのになかなかそんなときもワインを遠まわしにしてしまう癖がついてしまっている。
だけどちょっと前に観た映画『サイドウェイ』に触発されてかワインを飲めるようになりたいと思い始めてる。
だから練習。お手頃なワインで体を慣らそうといくらか飲んでみる。
あれ?別に体が痛くなることなんて無いじゃない?もしかして、飲み合わせが悪かったのかな?
ぼくは泡盛、日本酒が好きで、最近は専ら泡盛を飲む。家にも常備してるぐらい好き。
そんなのやサワーなんか下手なお酒をいっぺんに飲んで体が痛くなってたのかもしれない。
ワイン=ぼくには合わないと決め付けるのは早とちりだったかもしれないね。
お酒は百薬の長、全く飲まない人よりも毎日少しでも飲む人の方が健康でいられるみたいだし、
味は好きなお酒だしね、それにワインなんて珈琲以上にマニアック心をくすぐらせるものを除外するなんて勿体無い。
あればあれで料理にも活用できるし…今日の晩御飯はボロネーゼ。がっつり肉。
ワインを入れて肉を煮込んでからトマトソースで。めちゃくちゃ美味しい。ワインとも合うね。
ワインの知識はある程度は付けたいとは思うのだ。別に高いワインを飲みたいってわけじゃない。
お手頃でも知ってると知らないでは美味しいワインにめぐり合える確率が違うだろうし。
何でもいいや的に飲むんじゃなくってそれなりに選択基準を自分の中で持ちたいのだ。
ちなみに写真のカップはDURALEXのもの。実家からパクってきたものだ。
ワイングラスでなんか飲むより、デイリーにこんなスタイル、ちょっと良い感じ。
2007.02.22 Thursday
映画『シーズンチケット』のVHS。
この映画、ずーっと観たいと思ってたけどDVDが無い。
リクエストしてみたけど、レンタルDVDというのは存在しないみたい。セルDVDはあるんだけどね。
というわけでTUTAYAの中古VHS販売棚で見つけてついつい買ってしまったVHS。
¥200だったからまぁいいかなと。レンタルより安いし!
でもね、買ったは良いけどぼくはビデオデッキを持ってないので観れないのだ。
誰かデッキを持ってる人の家へ遊びに行く時に持っていこう。
観たいー。けど観れないー。うー。
2007.02.22 Thursday
映画『息子のまなざし』を観た。
『ある子供』『ロゼッタ』『イゴールの約束』のジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟による監督作。
はっきり言って『ある子供』より全然良かった。
ある職業訓練校で木工クラスを指導する教師の下に彼の息子を殺した少年が入ってくる。もちろん少年はその事を知らずに学んでいるのだけど、教師の方は願書でそれを知ってしまった…というストーリー。
涙がボロボロ流れる、感動作ってタイプじゃない。だけど観終えて心が温まる、そんな映画なんじゃないかな。
似てるトーンの映画というと最近だとやっぱり『好きだ、』とかかな?とてもとても静かで抑えられたトーン。抑えられた〜ってたまに書くけどね、そんな映画たちと似てる雰囲気。俳優達が演技をしていないのも良い。怠慢では無くって、ニュートラルの控えめな演技がかなり素晴らしい。感動作というと変に「私、演技してます」風な大袈裟な演技になってしまうのだけど、この映画はそんなことは無い。セリフもほぼ無く、音楽は全くない。なのに素晴らしいと感じてしまうその脚本は素晴らしいの一言。最高の映画だったとは思わないけれどかなり質が高い映画でした。
撮影方法はちょっと違うけれどね。手持ちカメラによる至近距離からの撮影が多くって、手持ちカメラだから上下に揺れて軽く酔う。その点で語ると「よくない映画」なんだけど『ボーンスプレマシー(似たような撮影手法)』とは違って映画としての質は高いのが救い。ワンシーンが長くって短いカットを多用する映画とは違う。意識してそう撮影してる映画って悪いのって少ないよね。
脚本、演技、構成、感動作にしようとしてない点そんなのは最高。
だけど撮影がもうちょっと考えられててもよかったかな。観客が画面に酔う映画は
例えその手法が合っていたとしてももう少し考えようがあったはず。
けれど、素晴らしい映画には違いないので観るべし。
想像力がたくましいタイプの人こそ見るべき映画だと思うな。
この先がどうなるのか、それぞれ楽しんで欲しい。
こんな映画を撮りたいな、と思える映画の一種だと思う。
パイレーツオブカリビアンやハリポタを観て憧れる人はいない。
映画が好きな人が好きになる映画、そんなタイプの映画。
NYタイムスの評論で
「いつまでも心に残る、つつましくも、まったく無駄のない奇跡的な作品であることは明らかだ。」
まさにその通りだと思う。
ウェブサイト:息子のまなざし
『ある子供』『ロゼッタ』『イゴールの約束』のジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟による監督作。
はっきり言って『ある子供』より全然良かった。
ある職業訓練校で木工クラスを指導する教師の下に彼の息子を殺した少年が入ってくる。もちろん少年はその事を知らずに学んでいるのだけど、教師の方は願書でそれを知ってしまった…というストーリー。
涙がボロボロ流れる、感動作ってタイプじゃない。だけど観終えて心が温まる、そんな映画なんじゃないかな。
似てるトーンの映画というと最近だとやっぱり『好きだ、』とかかな?とてもとても静かで抑えられたトーン。抑えられた〜ってたまに書くけどね、そんな映画たちと似てる雰囲気。俳優達が演技をしていないのも良い。怠慢では無くって、ニュートラルの控えめな演技がかなり素晴らしい。感動作というと変に「私、演技してます」風な大袈裟な演技になってしまうのだけど、この映画はそんなことは無い。セリフもほぼ無く、音楽は全くない。なのに素晴らしいと感じてしまうその脚本は素晴らしいの一言。最高の映画だったとは思わないけれどかなり質が高い映画でした。
撮影方法はちょっと違うけれどね。手持ちカメラによる至近距離からの撮影が多くって、手持ちカメラだから上下に揺れて軽く酔う。その点で語ると「よくない映画」なんだけど『ボーンスプレマシー(似たような撮影手法)』とは違って映画としての質は高いのが救い。ワンシーンが長くって短いカットを多用する映画とは違う。意識してそう撮影してる映画って悪いのって少ないよね。
脚本、演技、構成、感動作にしようとしてない点そんなのは最高。
だけど撮影がもうちょっと考えられててもよかったかな。観客が画面に酔う映画は
例えその手法が合っていたとしてももう少し考えようがあったはず。
けれど、素晴らしい映画には違いないので観るべし。
想像力がたくましいタイプの人こそ見るべき映画だと思うな。
この先がどうなるのか、それぞれ楽しんで欲しい。
こんな映画を撮りたいな、と思える映画の一種だと思う。
パイレーツオブカリビアンやハリポタを観て憧れる人はいない。
映画が好きな人が好きになる映画、そんなタイプの映画。
NYタイムスの評論で
「いつまでも心に残る、つつましくも、まったく無駄のない奇跡的な作品であることは明らかだ。」
まさにその通りだと思う。
ウェブサイト:息子のまなざし
2007.02.21 Wednesday
映画『チャーリー』を観た。
チャーリー・チャップリンの人生を映画化。チャップリンを演じるのはロバート・ダウニー・Jr.、チャップリンの母親を演じるのはチャップリンの娘のジェラルディン・チャップリン、ミラ・ジョボヴィッチやアンソニー・ホプキンス、ジェームズ・ウッズその他出演してる俳優陣がすごい!
この日借りようと思ってたのは『ヒトラー 最後の12日間』(前述)。これは映画公開時から注目してて観たかったんだけどどうにも乗り気がしなかった。重い映画って観たくっても足が向かないときが多いのね。で、レンタルが出てからも行く度に借りようと思うのに手が出ない。でもついに手が出た!でね、そんな重い映画を一本だけ借りるのもなぁ…って思って「ヒトラー」と言われてイメージする映画は?パッと頭に浮かんだのがチャップリンの『独裁者』。でも観たことあるし…と思いながらTUTAYAの店内をウロウロ。うん?これチャップリン本人を描いた映画じゃない?おっ!いいじゃん、これレンタルしてみよっと!主演ロバート・ダウニー・Jr.だし(ぼく、好きな俳優なんです)!ということでレンタル。
チャップリン好きでもなんでもないんですけどね、ぼく。たぶん映画に興味が無い人並みにしか観たことが無い。『黄金狂時代』『モダン・タイムス』『独裁者』ぐらい。しかも内容なんかあんまり覚えてない。辛うじて大学の頃に観た『モダン・タイムス』ぐらいは覚えてるかな?『モダン・タイムス』は中学の頃に社会の授業でも観たのでなかなか縁がある映画かも。大学で観たのも『20世紀表象文化ゼミナール(はてな)』って授業でね。この話は何度か書いてるけど、この授業って授業2回に1回映画を観てそれについてレポート提出、次の回でそれについて討論するってゼミだったんだけどさ、工学部には全然関係ないじゃない?だけど大学時代に一番面白かった授業の一つだね!ぼくのためにあったような授業じゃない?つか、映画学部とか行けばよかったかなーと今更思うのね。映画制作とかもいいんだけど、それについての学問とかにものすごく興味があるんだ。
*
内容は、チャップリンの幼少期から晩年までの話。ロバート・ダウニー・Jr.が似てるのね。動きとか相当練習したんだろうなー。ところどころに、実際のチャップリンの映画も挿入されたり、チャップリン喜劇的な動きをしたりなかなか面白いけれど、映画としてのオモシロさというよりはチャップリンの人生を簡単に知るためにはいいって感じかな。確かに最後にはうるうるしちゃったけどね、感動作!ってほどじゃないかもしれない。良い映画だったな、と思うタイプだけどずーっと心に残る映画では無いかも。そーゆー意味では無駄に俳優陣が豪華とも言えなくも無い。アンソニー・ホプキンスなんかゲスト出演てきな役柄だしね。
チャップリンと言えば赤狩りに影響を受けた人物。赤狩り(Wiki)の時代、まさにそれに異を唱えたエド・マローを描いた『グッドナイト&グッドラック』もオススメ。あれにもロバート君、出てるよね〜。アメリカは自由の国を謳いながら本当の意味で自由なんか無いんだ。本質は赤狩りの時代から変わってないよ。平和を強要して人殺ししてるんだもん、何が自由だよ。統制の元の自由。そんなのって自由なの?早くブッシュ引っ込め!って思うね(単なるアンチブッシュ)。
アル・ゴア元副大統領が大統領になってればさ、戦争が起きなかったかもしれないし京都議定書にも調印してたかもしれない(実際問題オイルパワーでそれは無理か?)。ちなみにゴア君、ハーバード時代にルームメイトとして過ごしたのはトミー・リー・ジョーンズだったしりて。2003年には、アップルコンピュータ(現アップル)取締役に就任。Wiki観ると面白いね。何で唐突にアル・ゴアの名前が出てきたかと言うと、映画『不都合な真実』がものすごく観たいのだ。NHKの「英語でしゃべらナイト」でパックンがインタビューしてたのを聞いて「あ、観たい」って思ったんだよね。東京で雪が降らずに春一番が吹いたことを真摯に受け止めるべきだと思うな。とりあえず、身近で出来る温暖化対策っつーと?自転車通勤だ!ぼくなんかバイク辞めたんだぜ(結果的に乗らなくなっただけだけど)。