2018.03.26 Monday
エスプレッソマシンが不調
ある日…突然…抽出ができなくなりました!涙

抽出ボタンを押してもポンプは動いているようなんですが、抽出がされません。ホットウォーターは出るし、スチームも問題がありません。それらを使っているとポンプの音がします。ポンプが逝ったわけではなさそう。しかし、抽出だけがされません…。わかる人ならここら辺で問題の原因を特定できそうなものですが、自分は完全に混乱してしまいました。
というわけで、落ち着いて何が問題なのか中を開けてみることに。

幸い、Nuova Simonelliの公式ページに詳細な分解方法とパーツの交換方法のPDFがありました。必要道具とサイズなどメンテナンス方法の詳細が載っています。修理業者向けでしょう。それを参考に開けてみます。

MUSICA-Manual_PartsBook_pdf(30___100ページ)
こんな感じのPDFがあります。

マシンの外装を外しました。

Nuova Simonelli Musica

中を開けてみると、底の方を中心にバックフラッシュ用の薬剤が溜まっていました。恐らくバックフラッシュ時の蒸気やらで蓄積した分だと思いますが、結構な量だったのでびっくりしますね。ふきんで拭き取ります。画像はまだちょっと粉っぽいですね。

恐らく下の画像の電子弁が問題だろうと当たりを付けています。

Nuova Simonelli Musica
この黒い電子弁が問題だと思います。左上の円形の部分がグループヘッドです。

Nuova Simonelli Musica
ホットウォーターのパイプ、黒くてコードが付いているのが電子弁。こちらはきちんと動作します。

よくよく調べてみると、業務用なんかだと電子弁は消耗品だそうで、2、3年ほどで交換が望ましいとのこと。うちでは6年間、ほぼ毎日使っていました。1回での抽出の回数はそんなに多くはないのですが、毎日使っていればそのうち壊れますよね…。

前述のPDFに電子弁の交換方法も記載されているので、それを参考に自分で交換しなくてはなりません。というのも、日本の代理店からではなく、海外通販で安く購入したので国内の修理サービスは受けられないからです。もちろん、国内でも探せば修理してくれるところはあるかもしれませんが恐らく結構な金額がかかると思われます。

きちんと国内代理店で買えばよかったのかもしれませんが、当時はMusicaを国内で買うと、倍近い金額がかかったと記憶しています。メンテナンス性を犠牲にして安く手に入れたわけです。しょうがない。

まずは、パーツを購入して(すでにショップは見つけましたが、信用に足るかは未調査)、自分での交換を挑戦してみたいと思っています。または修理してくれるところに出すか…?
とにかく、しばらくはエスプレッソはお預けです。

スケール買って今から楽しむ!ってところだったのに…ついていませんね…。
Espresso&Coffee | 21:01 | comments(0)
2018.03.02 Friday
エスプレッソ用のスケール
Acaia(アカイア)社製の「Lunar(ルナ)」。エスプレッソ好きならバリスタさんが使っているのを見かけたことがあるはず。店舗は当然、WBC(ワールドバリスタチャンピオンシップ)やJBC(ジャパンバリスタチャンピオンシップ)なんかでも使われていますよね。スマートフォンと連携する高機能スケールです。なかなかいい値段なのでなかなか手が出ませんでしたが、Yodobashi.comに入荷していたのを見つけてしまったので、ついに購入してしまいました。

Acaia Luner & Nuova Simonelli Musica

Acaia Lunarの基本的な機能といえば
・0.1g単位での表示が可能(誤差0.05g/計測可能2kg〜0.1g)
・USBで充電可能なリチウムイオンバッテリー
・スマートフォンアプリで詳細な連携ができる
・アルミボディで堅牢
・完全防水
・一般的なキッチンスケールと比べて反応速度が早い
・抽出開始で自動で計測開始
など。

これで何ができるかというと、アプリを使って詳細なエスプレッソ抽出の状況がわかるのです。エスプレッソ抽出において、状況がわかるというのは味の安定化のために重要な点です。今までは見た目だけに頼っていました。「これは良い抽出っぽい」というのは確かに見た目でも判断できますが、「思ったよりも良かった/良くなかった」という場合、見た目だけでの判断はなかなか難しいです。タンピングが下手で圧が抜けた!みたいなわかりやすい挙動だったらいいんですけどね。どういった抽出をしたのかグラフでわかれば問題点がわかりやすくなるかもしれません。そもそも、グラフで見れるなんて、理系の心をくすぐりますよね。それだけでも買う価値アリです。

Acaia Luner Espresso

こんな感じで、抽出がバッチリわかってしまいます!(時間/湯温/グラインドは適当です)
今回はBrewmaster JPというアプリを使ってみましたが、acaia Coffeeというアプリもあり、どれで使えばいいのかはよくわかりません。そもそも上記写真が正確にトラッキングできているのかも謎です。まだまだ色々試してみないとですね。

素直な感想としては、見た目や質感は素晴らしい!でも、それが要なんですがセンシティブすぎて、数値がフラつくところが少し気になりました。今までのキッチン用の計りがおもちゃに感じるほど、高性能ですね。

そして、別にこれを導入したからとエスプレッソの味が格段に上がるわけでもありません。ただ計れるだけですしね。結局は自分の腕が重要なんですが、安定した抽出をさせるための一つの指針になるのではないでしょうか。

自転車でいえば、趣味で街乗りしてるのになぜか電動デュラエースを装備している…みたいな感じ。自分にはオーバースペックもいいところでしたが、一度欲しいと思った気持ちは抑えられることができませんでした。笑

ウェブサイト:Acaia
Espresso&Coffee | 17:05 | comments(0)